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気分とのつき合い方

気分の良い日、悪い日、毎日気分は変わります。さわやかな季節、寝覚めは最高!と思いきや、今日は苦手なテストがあるということもあります。

この気分、周囲の状況、身体の状況、そして心の状況を映し出して変わります。朝、多少気分が悪くても、思い切って外に出て体を動かしているうちに、徐々に気分が落ち着くことはよくあることです。

このように、多少の気分の変動は受け流して、私達は行動します。気分とのつき合い方を覚えて、ほどほどにつき合っているのです。

ほどほどにつき合えない場合は大変です。気分の変動に振り回されて、言うことなすことくるくる変わり、周囲も自分も疲れ、自信をなくしてしまいます。逆に、全く気分を無視していると、感情が分からなくなり、空虚感に苦しむようになります。

このような気分とのつき合い方は、人間関係と似ているかもしれません。日頃は距離を取ってほどほどにつき合い、必要な時は親身になるという、「良い加減」をしながら人間関係は成り立っています。

実は、気分と人間関係は大いに関係があるのです。気分とのつき合いがうまくいかない時は、家族関係がうまく行かず、互いを責めることが多かったり、本音が言えなかったり、人間関係で心の中に傷を抱えていたり、自分だけの問題ではないことが多いものです。

 

気分とのつき合いがうまく行かない時、自分を責める前に、自分が抱えてきた状況に目を向けることが必要です。