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やるやる詐欺

何かをやるやると、周りにも自分にも公言して、結局できないことは時にあります。これを繰り返してしまい、自嘲気味に「やるやる詐欺」と名付けた人がいました。

その時はやろうと意欲にあふれているのでしょうが、ものごとを達成するには地道な努力を続けないといけないことが多いので、そこで挫折するのでしょう。

意欲という純粋で貴重なエネルギーを、どうやって困難な現実の中で続かせていくかが問題なのです。これは日頃の練習と経験で、時間をかけて身に着けるものです。そして、この練習と経験には、特に子供のころ、同伴したり見守ってくれる人が必要です。

一番大切なのは思い通りにならない現実から逃げないで、続けて行く力です。これが一人では難しく、同伴者や見守る人がいれば何とか続けられるものです。

そうやって結果を出せる体験を重ねると、一人でも意欲を失わず、公言したことを達成できるようになります。この経験がないと、意欲はあるのに続かないという繰り返しで、自信と信用をなくし、「やるやる詐欺」と自嘲するようになります。

もし同伴者がいなくても、思い通りにならない現実から逃げないことから始めましょう。逃げないで一つでも達成できれば、自分をほめましょう。まるで子供を育てるような、この繰り返しで必ず結果が出ます。

 

ちょっと寂しくて孤独ですが、自分の中に芽生える、人生を自分の足で歩いているという実感がご褒美です。